業務委託の手取りはいくら?報酬額別の早見表と正社員との違い【2026年版】
業務委託で報酬月30万円を受け取ると、手取りは月約20〜21万円が目安です。報酬額別の手取り早見表と、給与(正社員・アルバイト)との税・社会保険の違いを解説します。
更新日: 2026-09-08
「業務委託で報酬30万円」と言われても、そこから何がどれくらい引かれて、実際にいくら手元に残るのかはイメージしにくいものです。業務委託の報酬は給与とは扱いが違い、税金や社会保険料の払い方も変わります。ここでは報酬額別の手取りの目安と、正社員・アルバイトとの違いを整理します。
業務委託の手取り早見表(報酬額別)
| 月の報酬 | 年間の報酬 | 手取り(月) | 手取り(年) |
|---|---|---|---|
| 20万円 | 240万円 | 約139,018円 | 約1,668,218円 |
| 30万円 | 360万円 | 約206,637円 | 約2,479,644円 |
| 40万円 | 480万円 | 約271,672円 | 約3,260,065円 |
| 50万円 | 600万円 | 約333,411円 | 約4,000,934円 |
経費を報酬の10%・青色申告(65万円控除)・配偶者控除や扶養控除なし・40歳未満として計算した目安です。所得税・住民税・国民年金・国民健康保険料をすべて差し引いています。手取り率はおおむね67〜70%です。経費が多い業種や、白色申告の場合は手取りが変わります。
報酬月40万円の内訳
| 項目 | 年額 | 月額(目安) |
|---|---|---|
| 報酬 | 4,800,000円 | 400,000円 |
| 経費(報酬の10%) | 480,000円 | 40,000円 |
| 所得税(復興特別所得税込み) | 161,559円 | 約13,463円 |
| 住民税 | 265,736円 | 約22,145円 |
| 国民年金 | 215,040円 | 17,920円 |
| 国民健康保険料(概算) | 417,600円 | 約34,800円 |
| 手取り | 3,260,065円 | 約271,672円 |
業務委託と給与(正社員・アルバイト)の違い
税・社会保険の扱いの違い
業務委託(個人事業主)
- 報酬は「事業所得」または「雑所得」。原則、確定申告が必要
- 源泉徴収されない契約が多い(一部の職種は10.21%源泉あり)
- 社会保険は国民年金・国民健康保険を全額自己負担
- 経費を計上でき、青色申告特別控除も使える
給与(正社員・アルバイト)
- 給与所得。年末調整で完結することが多い
- 毎月の給与から所得税が源泉徴収される
- 厚生年金・健康保険を会社と折半(会社が半分負担)
- 給与所得控除が自動で差し引かれる
同じ「月30万円」でも、正社員の給与なら会社が社会保険料を半分負担し、給与所得控除もあるため手取りは業務委託より多くなります。業務委託は、この2つの恩恵がない代わりに、経費計上や青色申告で調整できる、という位置づけです。詳しくは「会社員と個人事業主、手取りはどれくらい違う?」もあわせてご覧ください。
業務委託で手取りを増やすには
- 経費を漏れなく計上する(自宅の家賃・光熱費の按分、通信費、機材、書籍など)
- 開業届と青色申告承認申請書を出して青色申告(65万円控除)にする
- 小規模企業共済・iDeCoなど、掛金が所得控除になる制度を使う
- 国民健康保険料が高い場合、退職後2年間は前職の健康保険の任意継続も検討する
自分の報酬額・経費で正確な手取りを知りたい場合は「個人事業主・フリーランス手取りシミュレーター」をご利用ください。青色申告と白色申告の差も、自分の数字で比較できます。
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